タンバリン通信 4/20号 新年度へ向けて

3月議会のトピックです。
「市民協働に仕組みづくり」と「所管を横断した施策の実現」は、うちの会派がずっと追及しているテーマ。
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市長選を受けて、6月議会ではもう一度市長の所信表明が行われます。
そこでまた、今後のまちづくりの方向性についてしっかり問う必要がありますね。
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2018年市長選と今後の市政について

4/15(日)に行われた多摩市長選は、現職・阿部ひろゆき氏の当選確定となりました。まだ正確な数字を入手できていませんが、阿部氏3万票に対し他の2候補がそれぞれ4千票ずつ、といった情勢のようです。
阿部市長は政党推薦なしの無所属出馬。もともと市民活動出身なので応援も地元市民がメイン、政党としては社民党と共産党が応援したほか、市議会からは遠藤めい子市議(民進党)が応援に入っていました。ただし共産党多摩市議団は、同日行われた補欠選挙に立候補した菅原しげみ氏の応援に回っており、実質的に選挙応援を行った市議は遠藤市議と私の2人のみでした。

もともと社民党多摩支部は、私が議員になる前から阿部市長を応援していました。なので私の立場はいわば与党ということになります。ただし私自身にも、私が属する生活者ネット・社民の会にもそういう意識はなく、二元代表制のもと純粋に「市民の代表」として仕事をしてきました。市政への疑問や批判は常時がんがん出していますし、当初予算に修正動議を出したこともあります。
これから新たなる阿部市政の4年間がスタートするわけですが、私たちのスタンスは変わりません。市政のよいところは評価し、批判すべきところは批判して、本当に市民のためになる政治を行政・議会・市民のトライアングルでつくってかねばと思っています。


実は今回、選挙戦の直前にある《事件》がありました。
市の広報が出した4/4付けのニュースリリースで、「元職員による内部通報について」の報告がなされ、そこで私は「市の内部事務に違法ないしは不適切な点があるとの趣旨が記載された書面が送付」されたという事実を知りました。詳細は全くわかりませんが、市長部局は「内部通報に準ずるもの」として外部の専門家による事実関係の調査を行う」としています。4/5にはこの件で記者会見が行われたようですが、HPには記事が載っていません。その一方で多摩市議会議長のブログには、市長からその後報道機関に対し「(本件の)取り扱いには注意してほしい」旨の文書が発信されたという記載もありました。

閉会中のこととて、他の会派の動向は全くわかりませんでしたが、私たちの会派は議会事務局を通じて議長に要請を出しました。その内容は
・この件に関して、議会がただ市長部局の報告を座して待っていていいとは思えない。
・まず詳細な事実確認を行い、議会として今後どうすべきかを検討するため、代表者会議を開いてほしい。
というものです。

私たちの手元にある情報は前述のニュースリリースのみで、議長のブログにあった市長の報道機関への文書のことなどは寝耳に水です。私は市長に連絡し、どういうことなのか説明を求めました。記者会見後、新聞やTVに何の報道もないのを不思議に思っていたこともありました。
市長の回答は「内部通報者の特定を防ぐため、報道機関に注意を頼んだ」ということでした。

私は、選挙前という非常にデリケートかつ時間的にもタイトな時点で、あえて内部通報の事実を発表した市長の態度を評価しています。だから応援しましたし、自分の名前で市民に向かって支持を求めました。市長もまた遊説のなかで行政の不祥事を認めながら「臭いものにフタはしない」と明言していました。


阿部市政の3期目がはじまると決まった今夜、私の気持ちもいっそうクリアになりました。
公約の実現を求めていくこと。
内部通報の件について、通報者を守りながらも事実解明と解決を求めていくこと。

私が市長選に協力したのは、市長のためではなく市民のためです。3名の候補者の中で、この人に首長の任を託すのが最も市民にとってよいことだと判断したからです。不祥事はない方がよいに決まっていますが、起きたことを隠さず公表した阿部市長への信頼と期待が、私の選挙戦に挑むモチベーションとなりました。
阿部市長が今後、私たちの多摩市をどのように「不正や曇りのない、市民が主役のまち」へと導いていくのか、市民の代表としてつぶさに見守っていこうと思います。
それが、私の責任だと思っています。

タンバリン通信(月刊社民版)第14回

セーフティネット検証シリーズ第2弾。
「セーフティネットの重大欠陥検証シリーズ」に改題した方がいいような気もします。
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これを描いたときはまだ、年金機構の新たなる事件は発覚していませんでした。
そもそも以前の不祥事のとき「最後のひとりまで救済する」と啖呵を切りながら、最初のひとりを救う前に総理を辞めた方はどなたでしたっけね?

国政と地方自治(2018年度当初予算認定より)

3/29をもって多摩市議会第一定例会は閉会しました。
来年度予算の認定にあたり、私が会派を代表して意見討論を行いました。今の政治状況を鑑みて、思うところをかなり率直に申し述べたつもりです。

以下、やや長いですが再録いたします。

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伊地智恭子です。第5号議案平成30年度一般会計予算に対し、生活者ネット・社民の会を代表して可決の立場での意見を申し上げます。

1年以上の長きにわたり、国政が揺れ続けています。国有地の異常な値引き売却問題が発覚して以降、私たち国民の前に次々とさらけ出された事実はいずれも、国の中央でいかに公正・中立・誠実な政治運営がないがしろにされているかを示すものでした。ついには公文書の改竄という、近代以降の民主主義国家では到底考えられない不正行為が暴かれ、一般国民はもはや何を信じてよいのかわからない混乱状態に置かれています。

事件の全容はいまだ明らかになっていませんが、行政が本来あり得ない判断と手続きによって国有地を不当に払い下げたこと、その経緯を示す公文書を削除・改竄したことは、今や紛れもない事実です。国の最も優秀な官僚が、どんな動機であれ国民の財産である公の記録をねじ曲げ隠蔽してしまうのなら、一般国民は今後国の発信する何物をも信じることができません。

国際情勢も経済の行く末もますます不透明さを増していく、このような時代に私たち国民は、いったい何をよりどころにして日々の暮らしを組み立てればいいのでしょうか。

今こそ、地方自治の基盤をたくましく豊かに鍛えなくてはならないと思います。

件の国有地の問題が明らかになったのは、地元の市議が疑問を抱き徹底的に追及したからです。自治体はその名の通り、独自の権限と地域の繋がりを持つ固有の団体であり、国や都道府県の下部組織ではありません。住民と「顔の見える関係」を築き、常に住民の側に立ってその声を聞き、何よりも住民を守ることを第一義として運営されるものでなくてはなりません。

市長選を間近に控え、今後の市政運営も未知数の部分が多い今だからこそ、「住民と一体の立場で公明正大な施政を貫く」という自治体行政の大原則をしっかりと確認しておきたいと思います。

さて、本市の平成30年度当初予算の経常収支比率は97.2%、「行財政刷新計画」の目標値《95%以下》に届かなかったことは既に説明されている通りです。その要因の一つに「地方消費税の清算基準の見直しにより、歳入の大幅な減少が見込まれていること」が挙げられていますが、約4億円とされる減額幅が今後どのように変化していくかは予断を許しません。少なくとも現状は楽観的な見込みを立てづらく、同じ状況にある首都圏の自治体の多くが危機感を抱いていることは、先月行われた三多摩地域の議員研修会でも感じ取ることができました。

少子高齢化、特に労働人口の減少による財政の先細りと、社会保障費用の増大は先進諸国が抱える共通課題です。何をするにもまず持ち出されるのは「財源をどうするか」という難問です。自治体がやりくりに努めなければならないのは当然ですが、かと言って何事も国の方針通り、費用の削減や負担増をただ受け入れるだけとなれば、真っ先に影響を受けるのは社会的・経済的に弱い立場にある住民層です。「これまで通り」ではなく、「これまで以上に」住民の暮らしを守る自律的な取組みを強く希望いたします。

もうひとつ、特に多摩市の課題として「所管を横断する施策と事業」をいかに推し進めていくか、という点を指摘したいと思います。阿部市長が「これだけは成し遂げたい」と言明された健幸まちづくり事業はもとより、パルテノン多摩の大改修、ニュータウン再生、シティセールス等々、所管をまたいだ取組みが必要な事業は枚挙にいとまがありません。私たちの会派では行政の総合的なプロデュース機能や、そのための人材配置と育成についてずっと意見を申し上げてきました。風通しのよい職場で闊達な議論を闘わせ、まちのトータルコーディネイトに長けた人材を育てられる環境を作ること、これも今後ますます重要視される課題であることを重ねて強調させていただきます。

(個別の事業に関する意見は省略)

国の財政が厳しいと言われる一方、法人税率の見直しなどで企業の内部留保の額は上昇の一途をたどり、企業間の格差も進んでいます。また個人の貯蓄金額も総額では上昇していますが、貯蓄率は低下傾向で若い世代ほど貯金している人の割合が減っており、ここにも格差の拡大という社会現象がはっきり読み取れます。世帯の可処分所得額も右肩下がりが続いています。

アベノミクスは「富裕層をますます豊かにすれば、トリクルダウンで社会のすみずみにまで富が行き渡る」という考え方ですから、政府の取組みは前半部分だけが成功したと言うべきでしょう。国内消費が伸びないのでさすがに「社会全体への反映は道なかば」という説明がされていますが、アベノミクスが始まって5年、経済的に苦しい世帯はますます苦しくなったというのが実情です。特に年金生活者層は介護保険料だけでも3年ごとに値上がりするうえ、来年度から国民健康保険料も増額、物価も上がり、減ったのは年金支給額だけという深刻な状況に直面しています。

格差が広がっただけでなく、アベノミクス後の実質GDPは民主党政権時代の1/3しか伸びていないというデータもあります。算出基準改定によって大幅な金額操作が行われたために目立ちませんが、改定後の数値を見ても、東日本大震災に見舞われた民主党政権時代より現在のGDPは低調となっています。

この厳しい状況で国政は乱れに乱れ、忖度にあけくれた官僚政治はついに公文書の改竄という国家犯罪にまで行きついてしまいました。真面目に働き税金を納めている権力とは無縁の市民、8億円どころか数円の値引きも容易にはしてもらえない普通の市民を守るのは、重ねて申し上げますが地方自治体とその首長の最大の責務です。市民にとって最も身近な行政が、正しく市民と向き合いその暮らしを全力で支えることを切に望んで、生活者ネット・社民の会の意見討論といたします。

3月議会も幕引き間近

今日は議会運営委員会でした。これで第一定例会の残すところは、明後日の本会議のみになります。

今回はいささかトラブルが多く、健康福祉常任委員会と予算決算特別委員会でそれぞれ委員会を開き直してから、本会議の審議に臨まなければなりません。議案内容や答弁の一部に不調があったのですが、どちらも私の属する委員会なので。。。最終日はいつにも増してフル回転です。がんばります。
プロフィール

伊地智恭子

Author:伊地智恭子
《ご連絡・お問い合わせ先》
多摩市落合3-2-9-505

《カンパ入金先》
ゆうちょ銀行からお振込の場合
記号:10030 番号:20455091
名義:伊地智恭子とまちづくりの会(イヂチキョウコトマチヅクリノカイ)
ゆうちょ銀行以外からお振込の場合
店名:〇〇八(ゼロゼロハチ)店番:(008)
預金種目:普通
口座番号:2045509

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