11月ももう終わり

冬の気配が強まる中、市内の紅葉がますます鮮やかになってきました。
デジカメを持っていない私のガラケー(スマホですらない!)撮影でも、この綺麗さは伝わるでしょうか。

20141122_03a.jpg

多摩ニュータウンはそもそも人工の街。38年前に越してきた時は、街路樹もいかにも「いま植えました!」という頼りない感じでしたが……

20141124_04a.jpg

夏の暑さとの温度差があればあるほど、紅葉も見事になるのだとか。
この葉が落ちてしまうと、もう冬本番ですね。寒がりにはキビしい季節の到来です。




ご報告が前後しますが、11/18(火)には社民党の東京都連合の総支部代表者会議に出席しました。
と言っても、この日はちょっとトラブルがあって新人のくせに甚だしく遅刻。初の選挙戦に挑む身として先輩がたにご挨拶する予定が、新人のくせに最後の最後すべりこみ。皆さまにはあたたかく迎えていただきましたが、いや、本当に申し訳ありませんでした。

心持ちよれよれな状態で、なんとかしんがりのご挨拶。
20141118_01a.jpg
今の多摩市議会には、地元で生まれ育った生え抜きの議員さんはいないそうです。そこで(多摩生まれではないけど最初期からのニュータウン育ちなので)「地産地消の議員をめざします!」と発言し、無事に笑いを取ることができました(え?)。

そして新人4人で決意表明のポーズ。左から世田谷区の志茂よしきさん、八王子市の佐藤あずささん、右端は板橋区の小山ひろゆきさん。
20141118_02a.jpg
両脇の男性がとってもビッグで、なんか妙な遠近感が出てますね(笑)




と、まあ、若干あたふた気味ながら。
突然の総選挙で街中がざわめきを強める毎日、わたくし伊地智も粛々と市民の皆さまとの交流を深めております。
毎回タンバリン通信を受け取ってくださる方、通りかかるたびに声をかけてくださる方、少しずつ活動の手ごたえを深めていける毎日に感謝。
20141120a.jpg


人とのつながり、街とのつながりを噛みしめつつ今日も歩いています。
20141122_05a.jpg
スポンサーサイト

タンバリン通信 11/15号

少し前の解散総選挙に関する記事(「大義とは?」)と多少内容がかぶっていますが、こちらは消費税にのみ焦点を絞ったものです。これを書いた時は、まさか直後にこんな事態になるとは予想していませんでした。
T通信14111501
T通信14111502
T通信14111503
T通信14111504

動画デビュー(笑)

先日20日、福島みずほさんのニコニコ動画チャンネルに出演させていただきました。題して「私たちが政治を変える!」。

調布市の榊原登志子さん、八王子市の佐藤あずささんと3人で、福島さんが「三多摩地区の新人女性3人」を紹介してくださるという企画です。いや、もう、そんなの初めてのことですから緊張しまくり。何を喋ったかもよく覚えていません。

福島さんはもう慣れたものでさすがの司会者ぶり、榊原さんも佐藤さんも堂々としてるし声はよく通るし……私一人がオタオタとあからさまに挙動不審だったようです。私たちの前にもPCが置かれていて、生中継の様子が見て取れるようになっていたのですが、おっかなくってとてもまともに画面を見られませんでした。
コメントも読めない。そんな余裕なかったです。
(時々「コメント読め」というコメントがあったみたいなんですけど……どっちみち眼鏡かけてなかったので、見ても見えなかったと思いますスミマセン)

年齢も経歴もばらばらな3人に共通しているのは、とにかく当たり前の暮らしを守りたいということ。家がない、仕事がない、歳を取って生活が不安、そういう人たちのために働きたいということ。
そういう気持ちが伝わっていれば、まずは御の字なんですが。どうかな?

こちらにURLを貼らせていただきます。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv199302110

タイムシフト視聴でコメント見ていて「おや?」と思ったんですが、どうやら時期が時期だけに相当の人が「衆院選候補者」の座談会だと思っていた模様。すいませんねえ。
でもこれ、解散総選挙なんて話が出る前に企画されてたのですよ……

大義とは?


衆院解散総選挙、ついに現実のものとなりましたね。
山本太郎議員は今年の夏ごろからこの可能性に言及していて、一刻も早く事態に備えるべきだと全国行脚で説いて回ってらっしゃいました。わたしたちの多摩市にも一度見えたようです。

野党側からの「大義なし」の大合唱に対して、反論する側はたとえば
「消費増税は先に3党合意で決めたものだから、いま先送りにすると言うなら解散し、国民の信を問うのは当然のこと」
などという言い方をします。

ですが、「消費税増税法」には「景気条項」という付則があります。景気の悪化で増税が国民生活に及ぼす影響大なり、と判断すれば、法的になんら無理なく増税を先送りにすることができるのです。
3党合意だろうが何だろうが、法の取り決めに則って粛々と進めればいいだけの話。
そもそも「増税は国民との約束」なんつって、さも国民がみんな消費増税を支持してるみたいな言い方をされるのは、個人的に非常に腹が立つのですが。
消費増税をわくわくしながら待っているのは、経団連のお歴々を初めとする大企業の親分さんたちだけ。われわれ一般庶民は
「国にお金がないのなら仕方がない」
「社会保障の財源を確保してもらわないことには……」
と、そのくらいの気持ちで不安半分諦め半分、何とか納得(もしくは我慢)しようという方が大半なのではないかと思います。これは私の勝手な想像ではなく、さまざまな街頭インタビューやアンケートの結果を見ての判断です。

もちろん納得していない国民もいて、わたくし伊地智はそちらに属します。


●消費税は社会保障に使われていない

理由その1。
代々の政権は何故か消費税以外の税金は社会保障に使っちゃダメ頑なに思い込んでるみたいなのですが、しかし今まで消費税が前宣伝通り社会保障に充てられたことはただの一度もありません。
消費税というのは特別な税金で、最初から使い道が決められているおカネです。社会保障のための費用だと、だから申し訳ないけど取らせてねと、最初の導入時から政府は一貫して言い続けているのです。

それなのにただの一度もきちんと社会保障に使われていないんですから、これは控え目に言っても国の国民に対する詐欺ではないでしょうか。
今回も8%に上げた途端に「法人税引き下げ」などと言い出して、またしても大企業をベタベタに優遇した結果増税の意味は全くなくなりました。それで10%、人によっては最終的には25%と言い出す始末です。

こんなことやってたら、消費税なんかいくら上げても永遠に社会保障には回ってこない。

少なくとも政府は、首相はまず過去の増税結果をきちんと検証して、国民に更なる増税を強いる理由をきちんと説明しなければならないと思います。

●生活必需品への課税は言語道断

理由その2。
よく聞く言い訳のひとつに「外国の消費税はもっと厳しい」というものがあります。
これがまた、初手からです。諸外国が導入しているのは付加価値税で、日本のようにすべての商品に一律の税金をかけるということはしていません。贅沢品や趣味に使う道具など、生きていくために本来必要のない(付加価値をもつ)ものを買う時にだけ、高めの税金を徴収するシステムになっています。

そんなの当たり前の話で、生活必需品にまで税金かけたら所得の低い人ほど困るのは考えなくたってわかりますよね。こんな大問題をあえて無視してこの国はただやみくもに消費税を上げ、後打ちでようやく「軽減税率」とやや真面目に言い始めたところなのです。

それでも業界からは「品物ごとに税率を変えるような大変なことはやれない」と反発が大きいとか。
そんな理由で生活必需品にも課税するというのなら、せめて最低でも当初の3%に戻すべきです。そして一定の財力を持つ層から富裕税を取り立てればいい。
もっとも私の本音は「消費税廃止」です。現実に、そうすれば日本経済は再生すると断言している経済学者もいます。

●ナチスの手法

何故こんなに急いで必要もない解散総選挙をやるのかと言えば、それは野党勢力が弱い今なら自民党が過半数を取れるから。
実はここがポイントで、自民党は一度下野してからこっち、支持率をそれほど伸ばしてはいません。彼らが政権与党の座に返り咲くことができたのは、対抗勢力が弱まったから。ぶっちゃけてしまうと、民主党に期待したいわゆる無党派層が凄い勢いで「政治に幻滅して」しまい、その結果シーソーのバランスが変わって自民党が押し上げられたに過ぎないのです。
(このことは安倍首相も自覚していて、政権復活時に言及しています)

元首相で現ナントカ大臣の某氏が洩らした通り、この「解散総選挙の連発」はかつてナチスが好んで実行した手法です。
もともとは、ナチス党もそれほど国民から圧倒的支持を勝ち得ていた訳ではありません。義も実もない解散騒ぎが続いたため、ドイツの有権者たちはすっかり「政治に幻滅して」選挙に行かなくなってしまった。ナチスのシンパだけがせっせと投票に行き、結果としてシビリアン・コントロールの利かない政権が誕生してしまったのです。

ゾッとする話だと思いませんか。

●700億かけて選挙をやり直すなら

前述の山本太郎氏は、「景気の悪化が誰の目にも明らかになる時期、そしてまだ野党の力が弱い時期に解散総選挙をぶつてくる」与党の考えを早くから見抜いていました。
ここで過半数を取っておけば万々歳。任期があと4年延びるうえ、「国民の支持を得た」とばかりに国民の大半が反対している政策もどんどん推し進めていくかもしれません(この「かもしれない」というのはものすごく抑えた言い方です)。
基本的には「しなくてもいい選挙」です。それに700億というお金を費やすのです。

もちろん、野党は舐められています。どうせお前ら、大した議席は取れないだろうと。
そして、国民も舐められています。もともと無関心な連中の方が多いんだし、投票率は伸びないだろうと。

「野党がだらしない」という批評はよく耳にします。私もそれを否定することはできませんが、だからこそ今は国民ひとりひとりがしっかと目を見開いてなければマズいと思うのです。このまま今の与党に政権を委ねておいて、いいのか悪いのか。どうすれば、少なくとも「最悪の事態」を避けられるのか。

リアルタイムの政治は、常に“ベスト”ではなく“モアベター”を探すものだと私は考えています。理想の政治家が出てこない限り局面にコミットしないというのであれば、そのスキに「今・ここ」の社会をとんでもない人たちに牛耳らせてしまうかもしれない。かつて、第一次大戦後のドイツがそうだったように。

700億。そんなお金があるのなら、被災地の復興や生活困窮者のために使ってほしい。
でも700億かけて選挙をやると決まった以上、そのお金が活きる道を見いだすしかない。私はそう思います。
そのために努力しようと思います。

フリーな日々ふたたび

先週金曜で、予定通り仕事を辞めました。

地元でやることが山ほどあるとは言え、身分的には単なる無職のぷーたろーになった訳で、何だか急に身の回りが涼しく感じられるような気がします(笑)しかし、こういう感覚は実は初めてじゃありません。
業績悪化による人員整理で前の職場を《クビ》になった後、7ヶ月ほど失業期間を経験したもので。

それまでずっと非正規雇用しか知らなかった身、初めて正社員という身分を手に入れたと思ったらあっさりお払い箱になり、今度は初めて「仕事のない毎日」をしたたか味わいました(それまで完全に失職したことはなかったので)。あの時とは事情が違うとはいえ、独特の涼しげな気分は一緒。でも考えてみると、私は一度として孤立無援の境遇に陥ったことがありませんから、本当に恵まれてるなあと思います。

恵んでいただいたら、お返しせねば。


……というわけで、自分に力をつけるためナントカの手習いで勉強中。
11/9(土)は電磁波研究会の講習に参加しました。
講師は大久保貞利さん。実はこの方のお話を伺うのは二度目なんですが、すごく語り口が巧みな方なのでやっぱり新鮮に聞けました。ていうか色々と忘れてる部分も……前のノートを見返しながら、気分はほとんど居残り小学生。

大久保先生曰く、電磁波の規制は日本以外では常識とのこと。
いや、日本で全く規制されていないということではありません。しかし総務省が出している安全基準のガイドラインは、国際的に見てものすごく緩いのです。

講義のポイントをざっくり挙げてみますと、
・まず、日本では電磁波について正しく教えていない。理科で習うのは《電波》だが、電気と磁気はそれぞれ個別に存在するものではないので、《電磁波》あるいは《電磁場(界)》と称するのが正しい。
・電磁波を浴びると《被爆》する。その意味では放射性物質と一緒。
・《被爆》した場合の人体への影響は正しくは判っていない。これも放射性物質と一緒。
・しかし電磁波については海外で様々な疫学調査がなされ、もはや「安心・安全」とは見なされていない。頭痛や吐き気、倦怠感など、数多くの症状を伴う《電磁波過敏症》の危険がはっきり指摘されている。
・直接の因果関係が証明されなくても、疫学調査で《クロ》と出れば危険と認めることも海外の常識。しかし日本では疫学がいまだマイナー。
・送電線から家電製品まで、電気が通るあらゆるものから電磁波は発せられる。ただしもちろん強弱があり、また接する距離や時間の長短によってもその影響度は変わる。

たとえば電子レンジが発する電磁波については、それでも多少は一般に知られています。しかし、携帯電話やスマートフォンが非常に高い電磁波を発すること、そして海外では機器の販売・使用や携帯基地局の建設に厳しい規制があることが、日本ではほとんど知られていません。大久保先生からは、日本のマスコミの沈黙ぶりについて各種事例を挙げて説明がありました。

なぜ政府は厳重に規制しないのか。
なぜTV・新聞は正しく報道しないのか。
大企業である携帯会社を敵に回したくないからだと、先生は言います。

そのあたりのことは、私としてはもっときちんと調べてから改めて発信したいと思います。ただ、現実に《電磁波過敏症》で苦しんでいる人がいるのですから、何より環境・衛生面からこの問題は真剣に考えなくてはいけません。

これもマスコミはほとんどまともに取り上げませんが、日本各地で携帯基地局をめぐるトラブルが起きています。私たちの多摩市も同様で、佐久間むつみ議員は以前からこの基地局建設問題に全力で取り組んでいます。

たとえば自分の家のすぐ前、窓の向こうにある日突然基地局のアンテナが立てられたらどうしますか?
美観も損なうし、健康も損なうかもしれないものが否応なしに生活に割り込んできたら?
本当にこの多摩市でそういう目に遭った人がいて、今も大家さんや携帯会社と交渉中だったりするんです。

携帯電話は、便利です。電気のある生活は、便利です。
私も携帯を使いますし、こうしてパソコンでブログを書いたりもしています。電気を絶対悪だなどと言うつもりはありません。
けれども、リスクがあるのにそれを無視して、ただ利益だけを追い求める態度は明らかに間違っています。
だから私も佐久間議員と同じように、健康や安全を脅かすものとは全力で戦っていこうと思っているのです。

《追伸》
沖縄県知事選、翁長陣営がぶっちぎりで当確! やりました!
沖縄の人たち、本当に偉い。誇り高い。

《追伸の追伸》
那覇市長選は城間氏が当選。松戸市議選でも2名の脱被爆候補が誕生。すばらしい!

キンカンといえば金曜官邸前

11月に入って、市内の紅葉がいよいよ見ごろです。春の緑もよいものですが、多摩は今が一番キレイかもしれませんね。


昨夜は国会前と経産省前をハシゴしてきました。毎週金曜の定番コースですが、体調不良のため2週続けて休んでしまったのです。川内原発再稼動の件があったので、みんな怒っているだろうなと思いながら永田町に向かいました。
怒っていました。
遅刻ぎみで国会前に向かうと、ちょうど社民党副党首の福島みずほ議員がスピーチをしているところでした。最初から聞けなかったのが残念。

私はそもそも核開発そのものに反対ですが、分けても今の電力会社と日本政府による(つまり原子力ムラによる)原子力行政は絶対許してはならない・あり得ないと考えています。
理由は、危険極まる《核》を取り扱う能力とセンスが徹底的に欠けているからです。

ベント設備もコア・キャッチャーもなく原子炉の二重構造もない、築30年の老朽原発にお墨付きを与えて平気で「世界最高の安全基準」と言い放つ無知と傲慢。
火山学者が「噴火の予知はできない」と繰り返し言っているのに、勝手に「予兆を捉えて燃料を取り出す」だの「操業中は噴火しない」だのと非現実的なことを言い張る猪突猛進ぶり。
杜撰どころか無きに等しい避難計画(何しろ避難先に指定されている当事者が、自分のところが避難先だと知らなかったんですから)。
そのくせ規制委員会も政府も地元の首長も、「再稼動は安全だ、うちが責任を持つ」とは絶対に言わないこの無責任さ。

“彼ら”の体質は3.11前とどこも変わっていません。もし川内原発で過酷事故が起きたらそのときは、九州のみならず日本全国が放射能に汚染されてしまう(台風の進路を思い浮かべてください)可能性が高いというのに、こんないい加減な人たちに好き勝手させておくわけにはいきません。
反原連のミサオ・レッドウルフさんはじめ、鹿児島から帰ってきた人たちの話を伺うと、現地では再稼動容認に対しさすがに反対の声が大きく上がったようです。対する《ムラ》住人の態度は、一般人の声なんぞ力ずくで吹き飛ばしてしまえという魂胆がありありですが、いくら何でも福島事故を経験した私たちがそれを許すはずはないでしょう。


私が国会前に通うようになって、早や3年。
あと1週間で、今の職場を辞す予定です。そうしたら地元に腰を据え直して、改めて「ほんとうの民主主義」「市民が主役の街づくり」のための行動を深めていきたいと思っています。

フェイスブックは、ツイッターはと時々訊かれるのですが、そういったSNS関係の活動も辞職してから、おいおいに。
まず公式HPを作って、このブログもそちらと統合した形で運営していくつもりです。これからもよろしくお願いします。

女の問題って、女だけの問題じゃないんです

さて、わたくし伊地智は女ですので、性差別やジェンダー問題にも大変関心を持っています。

……本当は、そういうことではないんですけどね。女性のあり方が歪められているなら、男性も当然その分だけおかしな方向の引きずられているはず。実際、男性を“男らしさ”の神話から解放させようという《メンズリブ》運動もありますし、他方では更に幅広くLGBTの問題もあります。「男と女」にまつわる既存の固定観念は、私たちの生きるこの社会に抜きがたい差別と偏見と不自由をもたらしているということが、さまざまな分野からさまざまな形で指摘されるようになってきました。

だから本当は、全ての男性にジェンダー問題を「自分のこと」として考えて欲しいと思っています。私たちの多摩市でも今年から「男女平等参画条例」が施行されましたが、さて、どれだけ一般に認知されているでしょう? 先日のマタハラ裁判など勇気づけられる社会の動きもありますけれども、何しろ夫婦別姓さえいまだに実現しない国です。せっかくの条例を絵に描いた餅にしないため、女性たちと同じくらい男性陣にもぜひ! 頑張っていただきたいなあと強く切望しつつ。

10/25(土)、『「女性の活躍推進」の虚実』という公開講座に行ってきました。


●「家事係」を必要とする日本の労働状況

この日の基調講演は、ジャーナリストで和光大教授でもある竹信美恵子氏。
ちょっと時間が足りないのが残念でしたが、とても歯切れよく判りやすくて面白いという、この方ならではの実に聞きがいのあるスピーチでした。
日本のジェンダーギャップ指数が136ヶ国中105位だとか、特に女性議員の数が少ないとか、数値的なことならある程度は私も知っています。しかし「家事労働ハラスメント」の問題を訴える竹信先生のお話の中で目からウロコだったのは、

「日本の労働状況そのものが、専業主婦を必要とする性差別構造をはらんでいる」

という指摘でした。
そもそも労働者の就業時間数では日本が断トツでトップです。ここでは詳細なデータは省略しますが、日本人の残業時間が異様に長いというのはあちらこちらでよく聞く話。1日10~12時間働くことが当たり前とされている生活環境では、フルタイム労働者=オトコの正社員=働きアリたちに家事を担う余裕は全くない。
ここを何とかしない限り、ほとんどの女性は専業主婦になるか非正規パートで働くか、もしくは家族(大抵の場合は妻の親)に家事を負担して貰うしかありません。経済力があれば家政担当者を雇うという選択肢もありますが、それができる女性労働者は全体の数パーセントでしょう。

そして、頼る家族もなく非正規労働に甘んじるしかないシングルマザーがどんな生活を強いられるか、それはあえて書くまでもありますまい。
だから女は父なし子を生むな、とこの国の一部の人たちはどうやら考えているようですが、そんな戦前の家父長型システムにどれほどの価値があるでしょう。男は働きアリ、女は家事奴隷、それが「正しい日本家庭のあり方」だと私は断じて思いません。

女の問題は男の問題であり、妻の問題は夫の問題であり、子育ての問題は母親と父親の問題。そういう考え方が当たり前にならない限り、ヒトの世の中は決して今よりよくならないと思うのです。
安倍内閣の掲げる「女性の輝く社会」のビジョンの中に、私は今のところそんな幅広く深い視点を全く見出せていません。


●尊厳ある暮らしとは

会の後半はパネルディスカッション。
ヒューマン・ライツ・ナウの事務局長をしてらっしゃる伊藤和子弁護士が欠席で、進行は以下のメンバーで行われました。

成蹊大学教授の西村美香さん(司会)
リクルートキャリアフェロー、海老原嗣生さん
元ユニオン連合会の鴨桃代さん
毎日新聞記者の東海林智さん
立教大学教授の湯澤直美さん

色々なお話があったのでうまくまとめられませんが、とにかく「労働問題とは人権問題」なのだなと強く実感しました。もちろん、ジェンダー差別もそうです。特に今の日本では、どちらも奇妙にねじれた形でしか取り上げられないような気がします。

一方では少子化問題が懸念され、再び女性に「生めよ増やせよ」と迫ってくる面もあり。
もう一方では「女性の輝く社会」というスローガンのもと、女を結局安価で使い捨てしやすい労働力としか見ていない面もあり。

どちらか片方だけでも腹が立つのに、それがダブルで迫ってきたひとつの結果が先日の“マタハラ裁判”だと思います。重ねて言いますが、女性を使い捨てにする社会は男性の生き方をも歪めているのです。
湯澤先生はさまざまなデータを活用しながら話を進め、女性の貧困を「構造的暴力」と捉えて、日本社会の特質を踏まえた女性の貧困根絶を訴えておられました。私は、この暴力は男性をも蝕むものだと思っています。

生活保護バッシング、視覚障害者への暴力、はたまた子どもの声を騒音と思うか否か。

ひとりの人間を使い捨てにして顧みない社会は、さまざまな形をとって弱いもの・小さいものを虐げようとします。女性の尊厳ある生活を守ることは、この社会に生きる全ての人間の尊厳を守ることに繋がるし、繋がらなければそれはウソだと私は思います。でも、さあ、そのためにどうすればいいのでしょう?
学校の試験と違って、答えはこれから皆で作っていかなきゃならないのです。

多摩の朝をお騒がせしています

9月からぼちぼちと、市内4つの駅頭でチラシ配りやスピーチを始めて早や2ヶ月。
天気が悪かったり都合が悪かったり体調が悪かったりと、1週間でフルメニューをこなせるということはあんまりないのですが、それでも回を重ねるごとにいろいろな発見があります。

自分の喋りの問題点とか、立居ふるまいでよろしくないところとか、も勿論そうなんですが……
人前に立てば当然多くの人の目を意識させられますが、逆にこちらが「見て」もいる訳です。今までただぼーっと歩いていただけの多摩の街も、ちょっと自分の立ち位置と意識が変わっただけでずいぶん印象が変わるんだなあと実感。

たとえば、どんな天気の日でも、朝の空気の中で見る景色はやっぱりちょっと違います。
そしてそこを歩いている人たちのことも、「お元気そうだなあ」とか「お疲れなのかなあ」とかそれぞれ感じてしまったり。
もちろんこちらは、通勤通学で忙しい方々にチラシなんか受け取っていただこうとしているので、そこでまた「いろんな人がいるなあ」と改めて思うんですけれども。

駅前の反応ということで言いますと、これがなかなか意外でした。

20141102_ラクガキ

もちろん1.と3.の方が圧倒的多数(笑)しかし2.のこちらに会釈してくださる方も結構多いです。視線を合わせる方合わせない方それぞれですが、中には4.のように挨拶までしてくださる方もいらっしゃる。それで驚いてる私の先入観の方が問題だったのかもしれませんね。

そして、顔見知りでもないのに話しかけたり励ましたりしてくださる方が、いつもどの駅にも必ずいらっしゃるということ。
これは本当に心に沁みるほど嬉しくてありがたいことです。「人という字は……」とつい金○先生のセリフを思い出してしまうくらい。

20141017-1a.jpg

「またお会いできますように」と思って立つ街角は、ただぼんやり歩いていた頃よりずっとステキです。



《蛇足》
ちなみに私(正確には私の父)の出身は兵庫です。鹿児島のイヂチさんは「伊地知」でうちは「伊地智」。あちらは伯爵家まで出した九州の名門ですが、生憎うちとは何の関係もありません。残念!
薩摩の地には「伊集院」「伊秩(いじち)」「安心院(あじみ)」など個性的なな苗字が多いようです。古くから独自の文化圏を形成していたためでしょうね。

タンバリン通信 10/20号

なかなかコンスタントに出せない「なんちゃってコミックエッセイ(笑)」3号目。
今回、画像の書き出し方法を変えてみました。少しは見やすくなるといいんですが。

T通信14102001
T通信14102002
T通信14102003

……あんまり変わらないかな。
タンバリン通信では今のところ、地元や市政の話よりもう少し大づかみな記事を載せています。それもまた、おいおい変えてゆくつもりです。
プロフィール

伊地智恭子

Author:伊地智恭子
《ご連絡・お問い合わせ先》
多摩市落合3-2-9-505

《カンパ入金先》
ゆうちょ銀行からお振込の場合
記号:10030 番号:20455091
名義:伊地智恭子とまちづくりの会(イヂチキョウコトマチヅクリノカイ)
ゆうちょ銀行以外からお振込の場合
店名:〇〇八(ゼロゼロハチ)店番:(008)
預金種目:普通
口座番号:2045509

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
ブログカウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: