ファースト・デモクラティック

6月議会も残すところ4日となりました(休会日を1日挟みます)。

毎日がすごく濃くて、目が回るようで、時間感覚が今までと全然違います。たとえば選挙の準備期間も忙しかったですが、それは毎日飛ぶように流れていく時間で、渦中にあっても振り返ってみても本当にあっという間の早さでした。
議員になってからは、毎日が重い。
自分のスキルが追いつかなくて、四六時中あっぷあっぷしてるのは前と同じなのに、それでも体に刻む時間の密度は驚くほどに濃い。公務に就いてもうじき2ヶ月経つわけですが、自分の身裡では何か半年くらいバタバタやってる感じです。

これ、もう少し慣れたら元に戻るんでしょうか。


私が所属する健康福祉委員会は先日終わりました。
でも今議会は全部傍聴するつもりなので、毎日市役所には通っています。あと残っているのは
・子ども教育委員会
・代表者会議
・議会運営委員会
・本議会
……ですね。

さて、ぺーぺー議員が今回非常に悩んだ問題のひとつが、市内さまざまな公共施設の使用料改正問題です。
多摩市は他の自治体に比べて文化施設が多いと言われていますが、高齢化が進み財政の厳しい中で活発な市民活動を支えるために、いかにして施設を維持・管理していくかはとても重要な問題です。で、市は10年前に使用料金の設定に関する基本ルールを作りました。
これは行政と議員に学識経験者、そして市民も参加して何度も話し合い決めたものです。だから、最大限尊重しなければならないと私は思っています。

ルールには3つの柱があって、
1.受益者負担の原則
2.算定方法の設定
3.3年毎の料金見直し・6年毎のルール見直し

つまり
1.税金で作った(=みんなで負担)ものだけど、使う人もそれなりに負担しよう
2.値段決め方をきっちり決めよう
3.世の中の変化にきちんと対応できるようにしよう
というふうに定められているのです。

ところで個人的には、私は1.には賛成してません。公共施設は道路などのインフラ設備と同じで、100%税金負担でいいじゃないかと思ってます。
それでも、今回は出された修正案(ほとんどが値上げですが、一部は値下げも)に賛成しました。値上げしないでという陳情も出されていたのでずーっとずっとずっと悩んでましたが、最終的には賛成に回りました。

理由は2つあって、1つは算定ルールが中々よくできていると思えること。急激な値上げにならないよう配慮しているし、むやみに値上げしようという発想ではないので安くなる施設もあるし、たとえば他のことで市民の負担が増える年には値上げしなかったりしているからです。そもそもホールや会議室を1人で借りる人はまずいませんから、単価を一瞥して感じるほどには市民の負担は大きくないはず。

そしてより大きな理由は、前述した通りこのルールは市民も話し合いに参加して決めたものだということです。
私の政治目標は市民自治なので、今はまだ部分的・末端的な参加に過ぎなくとも、自分たちで決めたことに責任を持つとのはかなり重要な一歩だと思っています。

で、そう考えるとむしろより問題なのは、公共施設をめぐるもう1つの問題──どれを廃止しどれを存続させるか、あるいは作り直したり合併させたり機能を変えたりするのか、という行動プログラムの方じゃないかと。
これは施設料金の話とは別立てなので、事と次第によっては「料金上げました、でも○年後にはなくします」になってしまいかねないですから。

そして、市民はこのプログラム策定に関わっていません。このことの方が大きな問題だと私は考えています。結局、使用料をどうするかなんて話は、市と市民にとって公共施設がどういう意味をもち、どのように運営していくかという全体的な視野の中で決めない限り、絶対に辻褄が合わなくなると思っているからです。


個々の施設の存続だ廃止だ合併だという話は、これから本番を迎えます。
私は委員会で自分の考えを述べましたが、最終日でも議場の流れによってはもう一度意見を表明するつもりです。

市民が主役のまちづくり。
私の目標なんです。

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(写真は記事とは直接関係ありませんが、ひょっこり見つけたので上げてみました。都知事選後の慰労会にて)
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共通番号はお金がかかります

昨日で一般質問が終わり、今日は補正予算と条例について審議。条例の方は各常任委員会に付託されるので、今日はそれを確認するだけで終わりみたいなものですが、補正予算の方で若干質疑がありました。今回、私はまたマイナンバーの件でいくつか質問と、ついでに若干の意見も言わせていただきました。

補正予算に乗ってきたのは、専用コールセンターの設置・運営費用です。システム構築に必要な中間サーバやソフトの開発は全額国庫負担ですが、市民の疑問や混乱に対応するためのコールセンター業務は各自治体負担となります。
いろいろ誤解や問題が生じそうな政策ですから、市民のためのサポートサービスを配慮することそのものに異議はありません。
しかし、共通番号は国から下りてくる法定受託事務です。それなのに市が税金を使う(400万ほど)のは納得がいかないので質問してみました。

伊地智「これは国の指示で行うのか、それとも市の判断か?」
執行部「市が必要だと判断して行う」
……ソウデスカ。

しかし、もともと国が勝手にやると決めて押し付けてきたのに、市の負担が増えるというのはやっぱり素直に納得できませんでした。ので、その点についてぶつぶつ言ったあともうひとつ質問。
10月から通知カードを発送するので、そのとき宛先不明で戻ってきてしまった人への対応と、DV被害者など事情があってもとの世帯から離れている人への配慮についてもお訊きしました。

この2点については国も市も意識しているし、それなりに対応も考えているようです。しかしこれは、おカネの心配より職員への皺寄せの方が気になります(わけありの当事者は言わずもがな)。余計な仕事が増えるわけですから、絶対過剰労働状態になると思いますよ。今だってそうとう忙しいのに!
マイナンバーは、自治体と現場の職員に大きな負担をかけるという意味でも、導入すべきではないと考えます。

ところで今回は私の前に、共産党の女性議員からもマイナンバー反対論が出ました。私はそちらの尻馬に乗ったようなものです。この調子で、周囲の認知度や反対の声が高まっていくといいな。

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おひとりさまの生き方・逝き方

今日は休会日だったので、一度は諦めた講演会にワガママ言って潜り込ませていただきました。
講師は上野千鶴子さん。講演場所は有料老人ホーム。テーマは「おひとりさま」の問題を中心に、老人介護と終末期の看取りについてです。
非常に面白く、かつ示唆に富んだお話をたくさん聞けました。さすが上野さん、お話が巧い!

余談ですが、私は上野さんの本を大昔(『スカートの下の劇場』あたり)から読んでいるので、余計に感慨深くてちょっとドキドキしました。どんなごっついフェミニズムの闘士が本を書いてらっしゃるのかと思ったら、何とも小柄で華奢な方でしたよ。
さて、「おひとりさま」問題のパイオニアとも言うべき上野さん。全国を飛び回って様々な事例を見聞きしておられ、丹念なフィールドワークに頭が下がります。

目からウロコのご指摘が続々、でした。
・高齢者自身が「施設に入りたい」ケースより、家族が「施設に入れたい」ケースの方が圧倒的に多いこと。
・大型施設を建てなくても(大型施設が必要だと思うから、山の上とか辺鄙な場所に造りがち)介護は可能。
・ひとり死イコール孤独死ではない。
・在宅で終末ケアは可能。
・政府が提唱する「地域包括ケアシステム」は、民間の有志の人たちが約20年かけて作り上げたシステムを真似たものであること。

高齢者が最後まで自宅で過ごすことは、条件さえ整えば(たとえ認知症などの問題があっても)できると上野さんは言います。その条件とは
1.本人の意志
2.介護力のある家族の同意
3.地域で訪問看護をしてくれる医療機関
4.ある程度の経済力
なのだそうです。

……相当ハードルが高い。
特に難しいのが2.だというのが、上野さんご自身の見聞を通してのご意見でした。やはり在宅介護は家族に負担がかかりますから、その理解と協力が必要なのは当然です。そしてやっぱり、様々な理由で高齢者の世話ができない・したくない家族というのは一定程度存在するのです。
ただ、私としては4.も気になるところです。政府が国民からカネをむしり取ろうとあの手この手を繰り出すご時世で、生きるのにかつかつの世帯はこれから増える一方でしょうから。
介護保険などのサポートからはみ出る金額を、「後このくらいなら出せるでしょう」という人が今、どのくらいいるのか。逆に言うと、「後このくらい」が出せない層が恐ろしい勢いで増えていることが、決して見過ごせない今の社会の大問題です。ここをいかにクリアするかが、私には重い宿題のうちの一つとなりました。

ところで、上記のような書き方をすると「家族が介護するのが当然だっていうのか」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。しかしそうではなくて、上野さんの主張は「在宅=家族が介護」という固定観念を外すこと、にあります。
上野さんの視点はまず、《介護を受ける側》にとって病院が最適の場所ではないこと(殆どの人が自宅介護を希望すること)に置かれています。病院は《避難所》であって《住まい》ではないからです。ですが、だから家族が全てを犠牲にして被介護者のために尽くしなさい、ということは一言もおっしゃっていません。むしろ、家族ではなくターミナルケアのプロに任せた方がよい、という考え方です(だから「おひとりさま」なのです)。

もちろん、家族の数だけ多種多様な事情が存在します。病院での介護が適切であるケースも、同居家族が介護を担うのが最善であるケースもあるでしょう。大切なのは、介護がまさしく“人のいとなみ”のど真ん中に作用するものであることです。それともう一つ、今の介護システムは同居家族に多大な皺寄せが行きやすい、非常によろしくない形になっているということです。
高齢化のピークは10年後。
私たちはどんな社会モデルを目指すべきなのか。それを考えるにあたり、今日のお話は大変参考になりました。
人は病院で最期を迎えるものだと、医療従事者も家族も最初から決めてかかっているけれど、そうでない考え方もある。どんな生き方・死に方をしたいかは本人が決める。介護する側、ましてや管理する側(福祉を切り捨てて「自助・共助」をむやみに奨励する政府!)のみの都合で高齢者を縛ってはならない。
「政治とは福祉のこと」がモットーの新米議員にとって、まるで砂漠で出会った水のような有難い勉強会でした。

議員としても、おひとりさま予備軍の一人としても、もっともっと勉強しなくちゃ!

脱原発と反戦と

おとといの金曜日、議会が終わってから国会周辺まで行ってきました。

ネットや新聞で(TVはほとんど取り上げてくれませんから)みんなの頑張る姿を見ながら──私としては、議員になる前からの連帯の意をこめてあえて“みんな”と言いたいのですが──じりじりするような思いで飛んで行けるチャンスを待っていました。何度も、何度も、人波に揉まれたり皆とコールしたり時にマイクを握らせてもらったり行く手をさえぎるお巡りさんと口論したり(笑)した場所。私たちを愚弄し踏みにじろうとする力にあらがう場所。めげずに主権者の意志を示し続ける場所。
今は、連日のように国民の怒りが強く、あるいは静かに、さまざまな方法で叩きつけられている場所です。

6時半を少し回る時間に、まずは官邸前の脱原発抗議行動へ。いつもの地点に、パワフルで頼もしいレジスタンス友達が立っていました。さっそく私も愛用のタンバリンを取り出して「再稼動反対」のコールに加わります。
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それから、正門前の反原連サイドへ移動しました。ここでも仲間たちの元気な顔をいくつも確認し、若者たちの反戦アクションが始まる前に希望のエリアを覗いてこようと思ったら、顔見知りのスタッフからスピーチのお誘いが。

折角なので喋らせていただきました。正直、特に何も考えてなかったので(^o^;)ノンポリの自分が3.11以降右往左往したあげくにとうとう議員になってしまったこと、他にも脱原発議員がたくさん立ち上がったこと、多摩市でも反戦・反核で頑張ってる市民がいることなどお話ししました。「ここに集まってるのは私より原発に詳しい人ばかりだし、あんまり話せることもないなー」なんて思ってたのに、気がつくと「もうおしまい」のプロンプを出されるまでマイク握ってましたね(笑)議員のサガ?が身につき始めてるのか、自分。
そんなこんなで時間が経ち、いつものコールにもご一緒させてもらってから、もう希望のエリアは諦めて対岸のSEALDsサイドに移動しました。

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若者たち、本当に頑張ってます。見守るシニア仲間も、頑張ってます。小森陽一さんを皮切りに、識者や著名人が続々と彼らの応援に現れます。
「民主主義ってなんだ!」
リズミカルでシャープなコールに唱和しながら、私がずっと思っていたのは故・やなせたかしさんの言葉でした。
「正義とは、お腹をすかした人に食べ物をあげること」
本当に大切なことは、いつだってシンプルなはず。
正義のため、平和のため、本来国に守られるべき国民が命を犠牲にしなければならないなら、どんな理屈をつけてもそういう政治は間違っているのです。
戦場のロジックでは「泣き声がうるさいから赤ん坊を殺せ」という倒錯と暴戻さえ正当化されてしまうのですから。

ここにある真摯でまっすぐな力を、何とか日本全土にまで響きわたる怒りの沸騰の契機としたい。そう思いながらタンバリンを叩く怪しいオバサン約1名、でした。

見よう見まねの一般質問

多摩市議会、6月定例議会が今日から始まりました。
そして、新人議員・伊地智は初日午後に初めて一般質問を行いました。議会メニューは目白押しですが、ひとつ肩の荷を下ろした気分です。

無事にこなせたかって?
……はい、例によって幾つかやらかしました。

まずしょっぱな、「通告に基づき……」とおどおど決まり文句で始めたはいいのですが、私の質問は大きく分けて2問なのに「3問質問いたします」。ええもう、言い切りましたよ(笑)しかも場内がざわっとするまで言い間違いに気がつかなかった私。
他にも、挙手を忘れて議長の指名も待たずに発言しかけたり、再質問の内容が質問書の記載順序を思いっ切り無視していたりと、縦横無尽に私らしさをアピールさせていただきました。議会の様子はユーストとYou tubeで録画されていますが、できれば一生見たくないです。


私の質問内容は、
1.共通番号(マイナンバー)制度の危険性
2.航空爆音被害(withオスプレイ)
についてでした。どちらもアップツーデートかつホットなテーマではありますが、多摩市が主体として直接どうこうできる話ではありません。我ながら、新人の分際でよくこんな難しいネタを選んだものだと呆れます。

ですが、この2件はどうしても《今》取り上げておきたかった。これらはまさに、国と対峙した地方自治体のあり方をど真ん中で問う問題だからです。

マイナンバーもオスプレイも、国から言われれば大人しく丸呑みするしかないのか。憲法で保証されている地方自治の精神は、結局ただの絵空事でしかないのか。
どちらも今後の長い闘いが予想されますが、私は絶対に己れの弱い矛を収めず頑張っていきたいと思っています。

もちろん、他にも議員として取り組むべき課題は沢山あります。人も建物も“高齢化”が進む市内で、公共施設の再配置や統廃合は? 都住の建て替え計画は? 国の補助が減らされる中での福祉の充実は?
今回は時間不足で取り上げられなかった様々な問題を、私は市民の方々と一緒に、市民の目線で咀嚼していくつもりです。


ところで、議場における私の座席はなんと左端の最前列。教育長さんとほぼ向かい合わせなんですね。時々、ちょっと視線の位置に迷ったり(笑)
写真は最新のたま広報による告知です。
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座席配置はこんな感じ。画質が悪くてすみません。
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粗忽者ですが、どうかよろしくお願いします。
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プロフィール

伊地智恭子

Author:伊地智恭子
《ご連絡・お問い合わせ先》
多摩市落合3-2-9-505

《カンパ入金先》
ゆうちょ銀行からお振込の場合
記号:10030 番号:20455091
名義:伊地智恭子とまちづくりの会(イヂチキョウコトマチヅクリノカイ)
ゆうちょ銀行以外からお振込の場合
店名:〇〇八(ゼロゼロハチ)店番:(008)
預金種目:普通
口座番号:2045509

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