学生支援ということ

28日、東洋大学へ視察に行ってきました。吉川はじめ衆院議員に率いられ、社民党の自治体議員と事務局メンバーにて。

テーマは同大学が力を入れている、
①夜学、いわゆる2部の運営と奨学金制度
②「独立自活」支援
③バリアフリー、障害支援を含めた学生支援の試み
④主催者教育、シティズンシップ教育の課題
……といった、ひとつひとつ非常に興味深い内容のものでした。学内の見学も含めて3時間半も取っていただきましたが、それでもお話を聞き切れなかった印象です。
それでもかなりの情報を得たので、特に①~③に関わるところをざっくりと箇条書きにしてみます。

・今、大学で夜学部を置いているところは減っている。夜間学生は経済的困難の割合が高く、科目も1日2時限。必然的に授業料も低め。
・奨学金制度を導入し、意欲ある学生のサポートに努めている。
・学生側からの要望もあり、バリアフリー対策も積極的に行っている。ただし現実に、全てを大学が負担しなくてはならないのかという疑問もある。国の援助を求めたいところ?
・昼間は大学の事務室で働き、夜に授業を受けるというイブニング・コースを導入。これは大学の理念のひとつ「独立自活」の精神を奨励するものでもある。
・発達障害を持つ学生の急増。支援策のひとつとして「バリアフリー支援室」を作り、ボランティア学生によるサポートなど様々な取り組みをしている。もちろん視覚・聴覚障害者や車椅子使用者のための補助も行う。

実際に学生さんたちから話も伺って、たいそう収穫の多い時間を過ごしました。これらのことは地方行政がダイレクトに関われるものではないですが、特に多摩市内には大学も多いですから、今後の課題として考えるべき部分が多々あります。


④の主権者教育に関しては、中高生への指導や学校外の政治活動をどう考えるかということで、ご専門の先生と意見交換を行わせていただきました。吉川議員はドイツとイギリスを視察してきたばかりとのことで、彼我の体制や意識の違いがひときわ印象に残ったようです。
「日本では、授業内容や教師の発言について政治的中立性が求められると話すと、独でも英でも『は?意味がわからないね』という反応だった」と吉川さん。そうだろうなあ、と外国の友人たちの顔を思い浮かべて内心頷く私。

相手してくださった林大介助教授は、いろいろ問題はあれど「主権者教育」ということが大きくクローズアップされるようになったのは進歩だとおっしゃいます。教育を含めた基盤作りが先か、現実の制度が先か。自然に教育の気運が高まることは考えづらいから、現実の要請に即して教育現場が必死に対応していくことでしか状況が変わることはないだろうと。
私も同感です。

どこもかしこも大きく立派な、実に近代的な学舎の中を見て回りながら、教育の課題はいつでも「古くて新しい」んだなと痛感しました。見聞きしたことをきっちり地元に持ち帰って生かせたらと思います。
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