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マイナンバー追及日記

9/25
長い長い9月議会は、ただいま決算特別委員会まっさかり。分科会ごとの施策評価が終わってまたも全体会議です。款ごとに事業単位の質疑を行いますが、私は総務費のところで「マイナンバー制度開始で自治体にかかる負担はどのくらいか」という質問をしました。

マイナンバー、共通番号制度(もっと言っちゃうと国民総背番号制度)はとてもとてもとても問題の多いITインフラで、私は議員になった最初の質問からこの制度について追及しています。もともとは国が100%負担するといって始めた事業、「地元自治体にゴメーワクはかけません」というコンセプトのはずなのです(それだって結局は私らのお金=税金を使うわけなのですが)が、フタをあけてみたらこれは出さないあれはお前らが持て、平成27年度で約1800万円が市の負担となっています。今年度中にもう少し補填はありそうですが、いくら出してもらえるのかは今のところ全然わかりません。

ほとんどの自治体が似たような目に遭っているので、市長会などで意見をまとめて「10/10の補助を」という申し入れはしているそうです。私は事のついでに、マイナンバーの悪弊について少し意見を述べておきました。

マイナンバーは私たちの生活が便利に・安心になるよう考案されたものでなく、あくまで行政が管理しやすく税金を取りやすくなるよう考えられた仕組みです。利用拡大の危険性もまだ全然一般に知られていませんので、私たちはもっと声を大きく上げなければなりません。
何しろ、公益上の理由(それが何なのかは極めてあいまい)があれば、警察は私たちの個人情報をいくらでも読み取れるというんですから。

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9/26
決算審査でのマイナンバー経費追及について、問題をまとめてみました。

まずシステム管理費の方では、まだ改修が終わっていない部分について補助金未申請となっています。これは一応脇へ置いておいて、「地方税務システム」改修費に関しては「自治体ごとの人口をめどに補助金の基準額を決めて」いるのだそうです。で、これについて多摩市には2/3の補助しかされていません。この国の言い回し、覚えておいてくださいね?

で、もうひとつマイナンバーに大きく関わる「戸籍住民基本台帳事務経費」です。ここでは、純粋にマイナンバー事務のために雇った臨時職員の人件費もちゃんと補助の対象になっています。
でも全額じゃないですけどね。
それから、やはり純粋にマイナンバー事務のために使った郵便料や電話料もちゃんと補助の対象になっています。
でも全額じゃないですけどね。
そして、番号制度の情報案内にかかる業務やカード予約交付管理システム構築と運用、そして交付のために作った臨時窓口用の備品費は全額が市の持ち出し。
さあ、どうしてこういうことになるのでしょうか?

国の方針は要するに、「カード交付」に係る仕事のぶんだけ補助してやるよ、というものなのです。だから例えば、去年10月からJ-lisが全国民に送った通知カード、そのうち宛先不明で各自治体に戻ってきた分の返戻作業については、一銭たりと補助しないということです。

返戻のための人件費、郵便料、それから情報案内や交付場所を整えるためのお金も、国は一切持たないということなのです。
この「宛先不明」が一定数出てくるだろうということは、どの自治体でも当然予想していました。住民票の住所にその人が住んでない、なんてことはどこでもそれほど珍しいことではありません。もちろん中には、DV被害に遭って別居しているといった深刻なケースも含まれます。

しかし、自治体はその戻ってきた通知カードをほっとく訳にはいきません。どういう理由で戻ってきたのかをつきとめて、死亡・行方不明以外すべての住民の元にカードを届けなければならないのです。
でもその費用は国は持ちません。あくまでシステム作りと交付作業だけが補助対象だから。
ちなみに、多摩市では7000通以上の不達分が返ってきました。

それでも補助対象分は全額払ってくれるのかというと、こちらもアウト。「自治体ごとの交付枚数を積算して、国が定めた基準額と比べて少ない方の額」を出すのだそうです。
ついさっきどっかで聞いた理屈によく似てるような気がしますが、いかがでしょうか?



さて、そんなこんなのマイナンバーカード、実は今のところ大した使い道がありません。このままではかつての住基カードの二の舞なので、政府は事業開始前から様々な分野で利用拡大しようと躍起になっています。

しかし、マイナンバーが健康保険やクレジットカード、銀行口座などと紐付いてしまったら、それが外に漏れたときの危険性は想像するだに恐ろしい。こんなシステム開発、国民の誰も頼んでないのに3000億円かけてやらかした政府に対して、私たちは監視と警戒の目を1ミリたりとも緩めてはならないと思います。
プロフィール

いぢち恭子

Author:いぢち恭子
2019年 市議2期目スタート
2015年 多摩市議会議員初当選

2013年 東京都知事選
宇都宮けんじ候補の選対にボランティアとして参加。

1981年 和光大学人文学部芸術学科入学。

1983年 同大中退。
舞踏家としてスタート。

1978年 都立永山高校入学 1976年 落合団地に引っ越す。

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