マイナンバー制度、誰のため?(2)

先日の院内集会にて配られた、石村耕治教授のレジュメを元にやや詳しく解説します。

番号制として現在とりうるモデル(方式)のうち、ドイツや現在の日本が取っているのは「個別番号制」。その名の通り、年金番号ならこれ、健康保険ならこれと個別に番号が振られます。これに対する「マイナンバー(共通番号)制」の特徴は2つ。

1.官と民とを問わずあらゆる分野にまたがる1人1つの共通番号を振る。
2.「見える化」つまり一般に公開される形で利用する。


どちらもとんでもない発想だと思うんですけど。


今の世の中、ハッキングやなりすまし犯罪を防ぐために「パスワードは定期的に変える」ことが推奨されていることは、どなたもご承知かと思います。
そういう時代にこんな制度作って、一体何がしたいんでしょうか。

石村教授が上げていた例をここに再掲しますと、
あなたが街の●●屋さんで就職もしくはアルバイトをする際、履歴書に番号を書き込まねばならない。
そういう「巷の事業者」がどこまで個人情報の管理を徹底できるか。
できっこない。
というのが石村さんのお言葉ですが、私も同感です。
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私は個人情報をもろに扱う会社での勤務を何種類か経験しています。そういう事業所では、今はどこもプランバシー・マークを取得するのが通例になっていますが、これも相当いい加減なものだという内幕をずいぶん見聞きしてきました。
一例を挙げると、マークをとるための審査前日、ある「片付けのできない」「書類散らかしっぱなし」の部長の机の上のものを一切合財、段ボール箱につめて「緊急避難」させたりしたのです。
で、もちろん審査が済み次第すべては元通り机上にばら撒かれたわけです。
個人情報を扱うのが商売の会社でもこの有様ですから、公的機関がいくら個人情報保護ガイドラインを作って教育指導したって、おいそれと守秘義務が徹底されるはずがありません。

ましてや、そこがブラック企業だったらどうするのか。
ブラックでなくても、もし事業者が倒産して夜逃げでもした日には、あなたのマイナンバーが記された書類の行方を誰がきっちり管理してくれるのか。
はなっから無理筋なんですこのマイナンバー制度というのは。

国の政治家さんと役人さんがどんだけお気楽な世間知らずなのかという証明みたいなもんだな、というのが私の率直な感想ですが、これは過激すぎる表現でしょうか。
こんな制度を導入するために、一体いくらの税金を使わなければならないのかという点は、これから詳しく調べていきたいと思います。が、
さしあたり我が多摩市にこんな無駄遣いやってる余裕はありません。
ましてやICカードの無料配布なんかして関連企業に儲けていただく筋合いもないと思います。

現に共通番号制度を取り入れたアメリカではなりすまし犯罪が多発し、それを見たカナダ政府が一度は導入した同制度をやめて元へ戻した、という経緯もあるくらいですから、私としては冗談はたいがいにして即刻こんな案は廃止にしていただきたいと思っています。

ことの重大さに震え上がった伊地智、ついつい話が長くなってしまいました。
でもまだお知らせしたいことがあるので、続きます。
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