靖国ではなく千鳥が淵へ

今日は8月15日。千鳥ヶ淵の戦没者墓苑に行ってきました。
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ぼけた顔を晒していますが、決して寝起きというわけじゃないんですよ。献花した直後なんですけど、何か、どんな顔をしたらいいか判らなかったので。。。私の祖父は父方・母方両方とも兵役に取られ、奇跡的に生還しています。彼らのどちらかが戦死していたら、今の私は存在しなかったかもしれません。形容し難い心持ちで、ただ、手を合わせ頭を垂れるしかありませんでした。
「平和を誓う8.15集会」。
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汗が流れ落ちる暑さの中、黙祷のあと来賓が次々と霊前に立ち、誓いのことばを捧げました。
フォーラム平和・人権・環境の代表、福山真劫さんは「今の日本の情勢を皆さまに何と報告したらいいのでしょうか。申し訳なさでいっぱいです」と。
民主党の近藤昭一議員は、岡田党首の談話を読み上げる中で「安倍総理は自身の言動こそが、アジア諸国に不信と不安をもたらしてきたことを改めて反省すべき」と。
我らが社民党の吉田党首は、「《積極的平和主義》《平和安全法制》《核の平和利用》など政府による《平和》の悪用」を指弾。
立憲フォーラム副代表の阿部知子議員は、「安倍政権の暴走を許さない国民の運動の広がり」について。
そして「戦争させない1000人委員会」事務局長の内田雅敏さんは、仏独の和解を例に取って「アジアの関係改善のキーワードは《平和》《反省》《寛容》」であると。

それぞれに強い内省と決意を秘めたスピーチを聞きながら、私は、子供の頃から自分の周囲にあった戦争の匂いを思い出していました。
戦後生まれの私にとって、それは募金を乞う傷痍軍人の姿であり、朝鮮戦争ついて触れた記事であり、頭上をかすめる戦闘機の爆音であり……全ては間接的で遠いものばかり。今年78歳になった母は、いまだに「飛行機の音を聞くとぞっとする」と言いますが、私にはその感覚を思いやることはできても共有することはできません。

戦争を知らないわたしたち。
これから先も絶対に戦争という愚かな選択肢を取らないために、戦争体験者のリアルな声に頼らず非戦のロジックを構築するために、一体どんな知的鍛錬が必要なのだろうか。
「死にたくない」だけでは足りない。
「殺したくない」でもまだ足りない。
絶対ひとを「殺さない」のだという倫理的断定に導くために、わたしたちは命がけで賢くならなければならないのだと思います。


阿部知子さんと話す吉田党首、一瞬、とても厳しい表情を見せたのが印象的でした。
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目に痛いくらいの緑。
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場内の石碑には、声なき無名の戦没者たちについての記述。
読みづらいですが、どの戦場で何人が亡くなったかが書かれています。
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たゆたう淵の、濃い緑色の水面(みなも)。
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